飼い鳥用語
鳥の排泄物
別名: インコのフン / 鳥のフン / 鳥の糞 / avian droppings
鳥が総排泄腔から同時に排出する、便・尿酸・水分尿の三つの部分からなる排泄物です。
定義
鳥の排泄物は、消化管由来の便、白色から乳白色の固形尿である尿酸、透明な水分尿が、総排泄腔から一緒に排出されたものです。飼い鳥では色だけでなく、各部分の形、量、水分、におい、回数を普段の状態と比較して観察します。
主な構成要素
- 便:食物の消化後に残る部分で、食餌や鳥種によって緑色、黄褐色、茶色などに変化します。
- 尿酸:腎臓から排出される白色から乳白色の固形尿です。便の中心や表面に付着します。
- 水分尿:便の周囲にわずかに広がる透明な液体です。増加しても便の形が保たれる状態は多尿と呼ばれます。
観察の要点
一回の色だけで病名を決めず、食事の変更、飲水、緊張、発情など一時的な条件を確認します。黒いタール状の便、鮮血、黄色や緑色へ変わった尿酸、未消化物、繰り返す下痢や多尿は、写真と経過を記録して鳥を診られる動物病院へ相談する材料になります。
よくある誤解
水っぽく見える排泄物がすべて下痢とは限りません。便の形が残り周囲の透明な液体だけが増えていれば多尿、便そのものが崩れていれば下痢として区別します。食物の色素による一時的な着色もあるため、色・形・水分を分けて見ることが大切です。