飼い鳥用語
鳥の皮膚炎
別名: インコの皮膚炎 / 鳥類皮膚炎 / 鳥の皮膚トラブル / avian dermatitis
鳥の皮膚に赤み、腫れ、かゆみ、かさぶたなどが現れる状態の総称で、感染・寄生虫・栄養・内臓疾患など原因は多岐にわたります。
鳥の皮膚炎
定義
鳥の皮膚炎は、鳥の皮膚に赤み、腫れ、かゆみ、鱗状の変化、かさぶた、脱羽などが現れる状態の総称です。細菌・真菌による感染、寄生虫、外傷、栄養の偏り、内臓疾患、羽毛破壊行動など原因は多岐にわたり、同じ外観でも必要な検査と治療が異なります。
主な観察ポイント
- 皮膚:発赤、腫れ、出血、湿った傷、分泌物、かさぶたの位置と広がりを確認します。
- 羽毛:自然に抜けた羽か、折れた羽・かじられた羽か、頭部などくちばしが届かない場所にも異常があるかを見ます。
- 顔と脚:ろう膜、くちばし、目の周囲、脚の鱗に白色または黄白色のざらつきがないかを確認します。
- 全身状態:食欲、体重、便、呼吸、活動性の変化を皮膚所見と分けずに記録します。
診断の考え方
鳥の皮膚炎は写真だけで確定診断できません。鳥を診られる動物病院では、問診と身体検査に加え、疑う原因に応じて皮膚や羽毛の顕微鏡検査、細菌・真菌検査、血液検査、画像検査、PCR検査、皮膚生検などを組み合わせます。寄生虫、PBFD、肝疾患、毛引きでは外見が一部重なるため、家庭で一つの原因に決めつけないことが重要です。
家庭で避けること
人用の軟膏、鎮痛成分入りの外用薬、殺虫剤、精油、消毒薬を自己判断で塗布・噴霧しません。鳥は羽繕いで薬剤を口にする可能性があり、症状を隠して診断を遅らせることもあります。出血、開いた傷、急な腫れ、顔や呼吸への影響、食欲や元気の低下がある場合は、洗浄や保湿を試す前に動物病院へ連絡します。