Kawaii Small Bird インコ・オカメインコ・文鳥の飼い方と健康ガイド

飼い鳥用語

鳥の疥癬症(トリヒゼンダニ症)

別名: 鳥の疥癬症 / トリヒゼンダニ症 / セキセイインコの疥癬 / scaly face / scaly face mite infestation

トリヒゼンダニの寄生により、鳥の顔や脚に角化・かさぶた・変形を起こす外部寄生虫性の皮膚疾患。

鳥の疥癬症(トリヒゼンダニ症)

定義

鳥の疥癬症(トリヒゼンダニ症)は、トリヒゼンダニが皮膚の角質に寄生して起こる外部寄生虫性の皮膚疾患です。セキセイインコでは、くちばし、口角、ろう膜、まぶた、脚などに白色から黄白色の多孔質なかさぶたや角化が現れ、進行するとくちばしや爪が変形することがあります。

主な観察部位

  • :くちばしの縁、口角、ろう膜、目の周囲にざらつきや小さな穴のあるかさぶたがないかを確認します。
  • 脚と指:鱗が厚くなったような変化、かさぶた、かゆがる動作がないかを見ます。
  • 行動と全身状態:患部をこする、食欲が落ちる、元気がないなどの変化も受診時に伝えます。

診断と治療の考え方

見た目だけで家庭診断はできません。外傷、ろう膜の角化、肝疾患に伴うくちばしの過長などでも似た変化が起こります。動物病院では病変部の材料を採取し、顕微鏡でダニを確認する検査が行われることがあります。治療は獣医師が鳥の状態に合わせて駆虫薬を処方し、卵から孵化するダニも考慮して複数回の投薬を判断します。家庭用殺虫剤や自己判断の薬剤塗布は避けます。

飼育環境での注意

同居鳥がいる場合は、症状がなくても感染が成立している可能性を獣医師に伝えます。治療開始後は接触を控える期間を確認し、止まり木やケージの清掃方法も鳥を診られる獣医師の指示に従います。呼吸器が敏感な鳥の近くで、くん煙剤や刺激性の強い殺虫剤を自己判断で使わないことが重要です。