飼い鳥用語
羽毛破壊行動(毛引き)
別名: 毛引き / 毛引き症 / 羽抜き / 羽かじり / feather destructive behavior / feather plucking
鳥が自分の羽を過剰に整え、かじる、ちぎる、引き抜くなどして羽毛を傷める行動の総称です。
羽毛破壊行動(毛引き)
定義
羽毛破壊行動(毛引き)は、鳥が自分の羽を過剰に整え、かじる、ちぎる、引き抜くなどして羽毛を傷める行動の総称です。軽い過剰な羽繕いから、皮膚を傷つける自咬まで幅があり、自然に古い羽が抜け替わる換羽とは区別して観察します。
観察される変化
- 届く部位の脱羽:胸、腹、翼の付け根など、くちばしが届く範囲に偏ることがあります。
- 羽の損傷:羽軸が途中で折れる、羽弁がかじられる、羽が短くちぎれるなどの変化があります。
- 皮膚の異常:赤み、傷、出血がみられる場合は自咬を含む重い状態が疑われます。
- 行動の反復:同じ部位を繰り返し触り、羽繕いを止めにくくなることがあります。
原因の考え方
羽毛破壊行動は、退屈や環境変化などの行動・環境要因だけでなく、皮膚炎、寄生虫、感染症、栄養状態、痛み、内臓疾患など身体的な要因でも起こります。頭部の羽が残り、くちばしの届く範囲に脱羽が集中する所見は毛引きを考える手掛かりになりますが、外観だけでは原因を確定できません。
記録と受診
抜けた羽は捨てずに清潔な袋へ保管し、脱羽部位、左右差、皮膚、食欲、体重、便、睡眠、環境変化を写真やメモで残します。出血、開いた傷、急速に広がる脱羽、食欲や元気の低下がある場合は、家庭でストレスと決めつけず、鳥を診られる獣医師へ相談します。