飼い鳥用語
鳥のそのう炎
別名: そのう炎 / そ嚢炎 / 嗉嚢炎 / crop infection / sour crop
鳥のそのうに炎症が起こり、吐出、食欲低下、内容物の停滞などを生じる病態です。
鳥のそのう炎
定義
鳥のそのう炎は、食道の途中にあるそのうの粘膜に炎症が起こる病態です。細菌、真菌、原虫などの感染に加え、内容物の停滞、熱い挿し餌による熱傷、給餌器具の外傷など、異なる原因が同じような吐出や食欲低下を起こします。そのため、家庭で病原体を決めつけず、鳥を診られる獣医師による検査が必要です。
主なサイン
- 吐出:首を振って内容物をまき散らし、顔や頭の羽が汚れることがあります。
- そのうの変化:液体や未消化の餌が残り、ふくらみが長く続く場合があります。
- におい:口や吐出物から酸っぱい発酵臭を感じることがあります。
- 全身状態:食欲低下、体重減少、膨羽、元気低下が重なることがあります。
検査と治療の考え方
そのう液を採取し、直接鏡検、染色、細菌培養などで原因を絞ります。細菌には抗菌薬、真菌には抗真菌薬、原虫には抗原虫薬というように治療は原因で変わります。停滞、異物、熱傷、裂傷が関係する場合は、内科治療だけでなく外科的な処置や入院管理が必要になることもあります。受診までは無理な給餌やそのうを揉む処置を避け、吐いた時刻、食事、体重、便、動画を記録します。