飼い鳥用語
有機リン系殺虫剤
別名: 有機リン系 / 有機リン剤 / organophosphate insecticide
神経伝達に関わる酵素へ作用し、鳥類を含む動物で急性中毒を起こし得る殺虫剤群です。
定義
有機リン系殺虫剤とは、昆虫などの神経伝達に関わる酵素へ作用する殺虫剤群です。成分ごとに毒性や用途は異なりますが、鳥類では経口摂取、皮膚接触、汚染された昆虫の二次摂取など複数の曝露経路が問題になります。製品名だけでなく有効成分を確認し、鳥の生活空間から切り離して扱います。
鳥で注意する症状
- 神経症状:震え、運動失調、止まり木に留まれない状態などです。
- 呼吸の異常:呼吸困難、気道の異常、急な元気消失などです。
- 分泌の変化:流涙や泡沫状のよだれなどが報告されています。
- 視覚への影響:飛翔する鳥では、軽い視覚異常も事故につながり得ます。
代表例と曝露経路
フェンチオンは有機リン系殺虫剤の一例です。日本生態学会の要望書では、鳥類への曝露経路として、採食・羽づくろいによる経口摂取、足や皮膚からの直接吸収、汚染された昆虫や小動物の二次摂取が挙げられています。家庭内でも、処理面を歩いた足を羽づくろいする流れまで想定する必要があります。