飼い鳥用語
ヘモプロテウス属
別名: ヘモプロテウス / Haemoproteus / Haemoproteus属
吸血性昆虫が媒介し、鳥の赤血球内に配偶子体が見られる住血原虫の一群。
定義
ヘモプロテウス属(Haemoproteus)は、鳥を宿主とする住血原虫の一群です。吸血性昆虫によって媒介され、血液塗抹では赤血球内の配偶子体が観察されることがあります。プラスモジウムとは血液中での増殖様式などが異なるため、顕微鏡像、宿主細胞、色素、PCRを組み合わせて評価します。
鳥での主な特徴
- 感染の見え方 — 多くの感染は症状が目立ちません。
- 影響を受けやすい鳥 — 若鳥、けがや別の病気で弱った鳥では回復が遅れたり、臨床上の影響が大きくなったりします。
- 診断 — 新鮮な薄層血液塗抹、組織の細胞診・組織検査、分子検査が用いられます。
- 鑑別 — 赤血球の正常構造や採血後のアーティファクトを寄生体と誤認しないことが必要です。
飼い主が知っておきたい点
羽を膨らませる、静かになる、体重が落ちるといった変化だけでヘモプロテウス感染とは判断できません。健康な鳥でも感染が見つかる場合があるため、「陽性」という結果と現在の症状、貧血の程度、ほかの疾患を獣医師が一緒に評価します。家庭での駆虫薬や抗原虫薬の使用は避け、再検査の時期も診療計画に従います。