飼い鳥用語
カルシウム
別名: Ca / calcium
飼い鳥の骨格、筋収縮、神経伝達、卵殻形成に関わり、リンやビタミンD3との釣り合いを含めて管理するミネラルです。
定義
カルシウムは、飼い鳥の骨を構成するだけでなく、体液の維持、筋肉の収縮、神経の伝達、卵殻形成にも関わる必須ミネラルです。摂取量だけを増やすのではなく、食事中のリンとの比率、カルシウム利用を支えるビタミンD3、鳥種、年齢、産卵や疾患の有無を合わせて評価します。
飼い鳥で確認する要素
- 主食の構成:シード中心食はカルシウムが不足し、リンとの釣り合いも崩れやすいため、食事全体を確認します。
- 補助飼料の重複:カトルボーン、ボレー粉、粉末・液体サプリメント、栄養強化ペレットを重ねていないかを数えます。
- ビタミンD3:カルシウムとリンの利用に関わりますが、過剰補給は組織へのカルシウム沈着や腎障害につながる可能性があります。
- ライフステージ:成長期や産卵期は必要性が変わるため、維持期の鳥と同じ自己流の補給量にしません。
不均衡が疑われる場面
カルシウム不足では、弱さ、ふらつき、震え、けいれん、病的骨折、薄い卵殻、卵詰まりなどがみられることがあります。ただし、これらは別の病気でも起こるため、症状だけで不足と決めつけてサプリメントを増やすのは危険です。食事歴、体重、血液検査、画像検査などを鳥を診られる獣医師と確認します。
与え方の原則
栄養設計されたペレットを十分に食べている鳥では、追加のカルシウムが不要な場合があります。一方、シード中心食ではカルシウム源だけでなく、ビタミンやアミノ酸など食事全体の不足を見直します。カトルボーンなどを使う場合も主食の代わりにはせず、製品ラベルと獣医師の指示に従い、体重、実際の摂取量、行動、排泄の変化を記録します。