飼い鳥用語
鳥類関節炎
別名: 鳥の関節炎 / インコの関節炎 / 鳥類の変形性関節症 / avian arthritis / avian osteoarthritis
飼い鳥の関節に炎症や変性が起こり、痛み、握力低下、跛行、移動の減少などを招く病気の総称です。
鳥類関節炎
定義
鳥類関節炎は、飼い鳥の関節に炎症や変性が起こり、痛み、可動域の低下、跛行、握力低下などを招く病気の総称です。高齢鳥では変形性関節症が多くなりますが、外傷や感染に伴う関節炎は年齢を問わず起こるため、「年のせい」だけで判断はできません。
初期に見られる変化
- 移動の減少:飛ぶ、登る、止まり木を移る回数が減ります。
- 止まり方の変化:握りが弱くなり、低い止まり木やケージの床を選ぶことがあります。
- 左右差:片足を浮かせる、反対側へ体重を移す、歩き方が不自然になることがあります。
- 局所の異常:関節の腫れ、熱感、可動域の低下が見られる場合があります。
- 行動の変化:局所的な毛引き、発声の変化、触られることへの抵抗として現れることがあります。
似た病気との区別
関節型痛風でも片足を上げる、足指が曲げにくい、関節が腫れるといった変化が起こります。進行すると黄白色やクリーム色の結節が見えることがあります。足裏の赤みや潰瘍は趾瘤症、急な腫れや冷感は外傷などでも起こるため、見た目だけで関節炎と決めつけません。
診断と生活環境
診断は、鳥を診られる獣医師が飼い主の観察記録、身体検査、X線検査やCT検査などを組み合わせて行います。受診までの間は、落下距離を短くし、餌と水へ無理なく届く配置に整えます。ただし、家庭で翼や脚の関節を無理に曲げたり、人間用の鎮痛薬を与えたりしてはいけません。