飼い鳥用語
シロハラインコ
別名: シロハラ / White-bellied caique / White-bellied parrot / Pionites leucogaster
南米の熱帯林に分布し、跳ねる・転がるなど活発な遊びで知られる中型インコです。
定義
シロハラインコ(White-bellied caique、学名 Pionites leucogaster)は、南米の低地熱帯雨林に分布する中型インコです。飼育下では跳ねる、仰向けになる、物を使って遊ぶといった活発な行動で知られます。好奇心が強い一方、毎日の運動、採食行動を引き出す遊び、安全な生活環境を継続して整える必要があります。
主な特徴
- 体格:Animal Diversity Webでは、体長約23cm、翼開長約38cm、平均体重165gと記載されています。
- 羽色:頭部から頸部は橙色、頬は黄色、腹側は白色で、背や翼には緑色が見られます。
- 足の構造:前後に2本ずつ指が向く対趾足で、枝につかまりながら食物を扱います。
- 行動:跳ねる、仰向けになるなどの遊びを示し、訓練によってトリックを覚えることがあります。
- 発声:環境音をまねることはありますが、人の言葉を明瞭にまねる鳥としては知られていません。
野生での暮らし
シロハラインコはブラジルを中心とする南米に分布し、低地の熱帯雨林や冠水林で暮らします。野生ではつがいや同種の家族群で移動し、樹冠で採食と休息を繰り返します。調査例では花、種子、果肉、果実全体を含む多様な食物を利用し、44種類の植物を食べた記録があります。家庭では野生の食性をそのまま再現できないため、栄養設計された食事と安全な野菜などを組み合わせ、糖分や脂肪の多い食物へ偏らない管理が重要です。
家庭飼育で管理する領域
シロハラインコの飼育では、大きく丈夫で施錠できるケージ、複数の自然木の止まり木、毎日の放鳥、かじる・壊す・探す行動を促す環境エンリッチメントを一体で考えます。遊び好きという長所は、退屈したときの大声や攻撃的な行動へつながる可能性もあります。ほかの鳥との同居は縄張りや食物をめぐる争いを想定し、安易に同じケージへ入れません。体重、食欲、便、活動量を平常時から記録し、異常時に鳥を診られる動物病院へ相談できる準備も必要です。