飼い鳥用語
鳥のアスペルギルス症
別名: アスペルギルス症 / 鳥類アスペルギルス症 / avian aspergillosis
アスペルギルス属真菌によって鳥の気管、肺、気嚢などに病変が起こる呼吸器疾患です。
定義
鳥のアスペルギルス症とは、アスペルギルス属の真菌によって主に呼吸器へ病変が起こる感染症です。気管、鳴管、肺、気嚢などに及ぶことがあり、呼吸音の変化、開口呼吸、呼吸に合わせた尾羽の上下、元気や食欲の低下などを示す場合があります。症状だけではほかの呼吸器疾患と区別できないため、獣医師による検査が必要です。
リスクと症状
- 栄養状態:長期の栄養不良、とくにビタミンA不足は慢性化の背景要因になります。
- 環境:不衛生な環境や換気不足は、真菌への曝露を増やす要因になります。
- 呼吸器症状:声の変化、異常な呼吸音、努力呼吸、開口呼吸などがみられます。
- 進行への注意:呼吸器が大きく損なわれるまで症状が目立たない場合があります。
診断と治療
血液検査、レントゲンなどの画像検査、気管や肺から採取した検体の顕微鏡検査などが検討されます。治療では抗真菌薬が用いられますが、早期に始めることが重要です。清潔な飼育環境、適切な換気、バランスのよい食事は予防の基本になりますが、すでに呼吸症状がある鳥の診断や治療の代わりにはなりません。